ホームステイ中、一番思い出に残っているのは保育園ボランティアです。
保育園に行くたびにかわいいこどもたちにすごく癒され、とても素敵な時間を過ごせました。
毎回、保育園に行くのが楽しみでした。
保育園ボランティアは平日毎日行かなければいけないという訳ではなく、自分で好きな日を決められました。ボランティアは基本的には園児と遊ぶということだったのですが、先生から何かをするように指示をされることは一度もなかった分、自分から何かを申し出たり自分で考えて行動することが大事だったと思います。
日本の保育園とは違ってすごく自由で、基本的には園児は好きなように、自由に遊んでいました。
教育法や、先生が園児にどこまで手助けをするか、といったことも異なり、文化の違いを肌で感じることができてとてもおもしろかったです。
私はこの保育園ボランティアで、“園児みんなと仲良くなる”ということが目標でした。すぐに仲良くなれた子もいたけど、なかなか仲良くなることができなかった子もいて、ボランティアが残り2回という時にどうしたら仲良くなれるか悩みました。
そこで、日本から持って行っていたものの一度も保育園に持っていくことのなかった折り紙を教えつつコミュニケーションをとっていこうと考えたのです。
もともと消極的な性格の私は、折り紙を教えることを提案することすら躊躇していました。
でもこのままだと何も変わらないと考え、勇気を出して先生方に提案してみると、快く承諾して下さいました。こどもたちが興味を持ってくれるかすごく不安だったものの、提案したからにはやるしかないと思い、その日の晩に色々なものを作る練習をしました。
次の日に保育園で折り紙を作ってみると、こどもたちはすごく興味を持ってくれました。
こどもたちにとって折り紙は難しかったのか、教えながら一緒に折ることはできなかったのですが、たくさんのこどもたちが“作って”と言って来てくれたり、折り紙を使って遊ぼうとしてくれる子もいました。
とても嬉しかったし勇気を出して提案してよかったと思えました。
結果的になかなか仲良くなることのできなかった子も折り紙に興味をもってくれて、たくさん話しかけてくれたり寄ってきてくれるようにもなりました。
勇気を出してよかったです。
ボランティアが終わるととても寂しく感じたのですが、それだけいい時間が過ごせたのだと思います。 |