中学生や高校生の短期留学パターン

中学生や高校生が春休みや夏休みに短期留学をする場合、どんな方法があるのか?初めての短期留学ですと、旅行とは違い、イメージが湧きにくいと思います。

そこで、今回は、中高生が春休みや夏休みに参加可能な短期留学の方法を幾つかご案内させて頂きます。(詳しくは各留学会社等にご確認下さいね。)

まず、留学のパターンとして、【グループに参加する】【個人参加】かという違いがあります。

グループというのは、留学会社や語学学校が企画したプログラムに中学生や高校生の日本人が参加して、一緒に短期留学へ行くものです。(旅行会社の団体ツアーのイメージで良いと思います。)

一方、個人というのは、その名の通り、一人で留学プログラムに参加して、一人で飛行機に乗って、語学学校や個人向けのプログラムに参加するものです。

グループと個人のどちらが良いのかというのは、その中学生や高校生の性格や英語力、短期留学の目的によって変わりますが、メリットとデメリットをあえて1つずつお伝えすると、

グループに参加する

メリット:安心感
デメリット:日本人が周りに常にいる(英語環境が作りずらい)

個人参加

メリット:自分のイメージに合ったプランを作れる。完全な英語環境
デメリット:周りに日本人がいないので、課題は自分で乗り越える必要がある

 

どちらも、メリットにもデメリットにもなる内容です。
ご自身の目的や性格にあった方をご両親と話し合って選んでいただくのが良いと思います。


それで、次に、【グループに参加する】【個人参加】のそれぞれのプランについて、代表例をご案内させて頂きます。各留学会社が色々なタイトルでプランを紹介していますが、大まかには下記のようなプランがあると把握しておけば良いと思います。

【グループに参加する】

引率付きの留学会社(旅行会社)主催の短期留学

 ※1週間~2週間の短期留学で、付き添い(添乗員)が同行して、
  10~20名程の参加者と一緒に行う短期留学です。

  多くのプランは、午前中に語学学校でのESL、午後にアクティビティーや観光
  午後に有名大学で学生と交流や有名企業を訪問するプランもありますね。

  航空券がセットになったプランで旅行会社(又は旅行業登録をした留学会社)
  が主催し募集するプランが多くなります。

  滞在はホームステイ(一家庭に数名)や語学学校の寮。

  
留学会社主催の短期留学(バディー) バディーと一緒の高校に通う

ニュージーランド等で多くありますが、留学先の同世代の学生が、バディーシステムに登録して、バディーに選ばれた現地の子が、留学生と朝会って慣れるまで一緒に教室に移動したり、一緒にランチしたりしてくれたり。ホームステイ先の高校生と同じ学校へ通うプランもありますね。

バディーシステム(留学生が学校に慣れるまで現地中学生や高校生のバディがいろいろとお世話をする制度)があり留学生は安心して学生生活を始めることができます。こちらは、語学学校ではなく、現地の中学や高校へ通う場合です。

自分が通っている中学校や高校が主催の短期留学や交換留学

語学学校のジュニアESLやサマースクールに参加する
有名大学(UCLA)や●●大学主催のサマーキャンプに参加する(添乗員付き)学生寮

語学学校が主催のサマースクール

現地の語学学校が春休みや夏休み限定で、通常のESLにアクティビティーや観光を組み合わせたプランやリーダーシップなどテーマを持ったプランを主催しています。(個人での参加となりますが、春休みや夏休みは多くの日本人が参加されるので団体ツアーに近いですね。)
  

【個人参加】

語学学校のプログラムに直接参加

現地の語学学校のジュニアESLに参加。日本人の参加者ももちろんいますが、皆さんそれぞれ個人で参加します。(日本人スタッフが常駐している語学学校が中高生のは安心だと思います。日本人の割合で語学学校を選ぶのだけはやめましょう!正直日本人の割合は時期、クラス、英語のレベルにより全く異なりますので、学校の平均の日本人の割合は参考程度ですよ。)

また、現地の語学学校が春休みや夏休み限定で、通常のESLにアクティビティーや観光を組み合わせたプランやリーダーシップなどテーマを持ったプランへの参加も可能です。

ホームステイプラン(教師宅英語個人レッスンなど)

語学学校へは通わずに、ホームステイをしながら、英語個人レッスンやカルチャー体験料理体験や乗馬体験などを行って、英語はもちろん文化習慣を体験する。(あまり日本人が多い環境を好まない方にはお勧めですね)

スポーツ留学

語学学校へ通いながら野球やサッカーなどスポーツをメインに過ごすプラン。滞在は、ホームステイや寮など様々。(やりたい事が決まっている方にはお勧めですが、有名なチームの名前を利用して内容が伴わないものも多いので注意が必要です。)

現地の中学、高校に体験入学する

将来的に高校留学を考えている方などが、事前に海外の中学や高校を体験。滞在は、ホームステイや寮。(長期で留学を考える前に自分が海外生活や海外の学校に合うのかを知る上では、費用はかかりますが体験の価値はあると思います。)

交換留学 

交換留学とは、その名前の通り、他国の留学機関や学校と互いに留学生を送り合う留学プログラムです。日本の中学校や高校主催のものもありますし、高校生の交換留学を扱っている留学団体を通して行うものもあります。留学のおもな目的は「異文化交流」。留学した先の現地の高校に通い、現地の人々と交流しながら他国の文化を学ぶことが目的です。


最近ではオンライン留学とかもありますが、その話は別のところで。。

中学生や高校生の短期留学は色々な選択肢がありますが、貴重な時間とお金を使って頂くことになりますので、しっかりとご両親と話し合って、自分のやりたいことや性格を踏まえて、ベストなパターンを選んでいただくのが良いと思います。こちらの記事が参考になれば嬉しいです。 

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